子供クリニックの外観です。

外壁はフレキシブルボードとガルバリウム鋼板波板を使用しています。

医師である原山先生は身を粉にして診察しておられます。医師とはこんなにもハードなスケジュールに対応して生きているのか…その姿を間近に拝見し、敬服しました。僕も先生からそのエネルギーを頂き、全身にみなぎらせて設計した建物です。
 住宅入口からの外観です。

クリニックは住宅と併用になっていて、病院とは正反対の位置に住宅へのアプローチをとっています。二階、三階が住宅です。

外部階段は、細いスチールのパイプを組み合わせたデザインとし、全体を軽やかに表現しました。
 クリニックのエントランスです。

コンクリート打ち放しで仕上げた壁は、訪れる人たちを招きこむように、また少しでも具合の悪い方たちの心を和らげられたらという思いを込めて、曲線のデザインを用いました。

芝と風に反応して揺れる、株立ちの樹木というシンプルな外構です。

 アプローチ正面の写真です。

左サイドの高いコンクリートの壁は、西日を避けるために高めに設定しました。
緑を意識して設計したアプローチです。

左手壁のサインは、次頁に紹介してあります。
 西サイドから見たアプローチ。

西日除けのためにコンクリート壁です。

波打ったヒサシはスチールで製作しています。
二階住宅部分の居間です。

登り梁にデッキプレートという特殊な構造を採用しています。

壁はシナ合板とし、すっきりとした意匠を目指したのですが、大工さんはかなり大変だったようです。電気屋さんも同様、後の語り草にされてしまいました。以降、この手法はめったに使わないようにしているんです。工事が、ものすごく大変なんですよね。
皆さん、ありがとう。
住宅部分の和室です。

天井はトップライトと照明に障子を組み合わせて設計しています。

こうしたデザインの処理が可能だったのは、施主である原山先生が、僕の設計を信じてくれた結果でした。感謝です。
見たことのないデザインや仕上げなんですが、出来上がった和室をとても喜んでくださいました。

三階の階段ホールです。

波打った手すりが特徴です。

このスペースも、かなり特殊なディテールを駆使して設計していますが、それは内緒にしておきます。
駐車スペース脇に設計した自転車置き場です。

僕が欧州で遊んだ公園にあった子供用の鉄棒を思い出して設計したものです。

旅はたくさんするもんだと思いました。記憶のファイルから持ち出したデザインということになりますね。
サインです。
コンクリートと同じ色のステンレスでデザインしました。

打ち放し面に直接取り付け、さらに目立ちすぎないように小ぶりなものとしています。

遠くからみるとかなり御洒落な感じがするのは小ぶりで控えめだからなのかなぁ…と、自画自賛。ご容赦。

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(有)君島弘章建築設計事務所
君島 弘章

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